【台風・災害時の倒木】放置は危険!自分でできる処理方法と業者依頼の判断基準

台風倒木

目次

台風や災害で木が倒れてお困りの際はどうすればいいのか?

そんな緊急事態の対処

台風や集中豪雨、地震などの自然災害で、庭の木が倒れてしまった…!そんな緊急事態に、どう対応すればよいか分からず、不安になっていませんか?

倒木をそのまま放置すると、家屋を傷つけたり、電線を切断したり、あるいは通行の妨げになってしまったりと、二次災害を引き起こす可能性があり、非常に危険です。

この記事では、そんな「もしも」の事態に備え、あなたが今すぐ取るべき行動を具体的に解説します!安全を確保するための初動から、自分で処理できるケースとプロに任せるべきケースの判断基準、具体的な処理手順、さらには費用を抑えるための火災保険の知識まで、この一本でまるわかり!ぜひ、最後まで読んで、万が一の際に落ち着いて行動できる知識を身につけてくださいね。

【台風で木が倒れた!】まず最初にやるべき3つのこと

突然の倒木!パニックにならず、まずは落ち着いて身の安全を確保することが最優先です。

1. 自身の安全を確保する

何よりも先に、ご自身の安全を確保してください。まだ強風が吹いていたり、他の木も倒れてくる危険性がある場合は、むやみに屋外に出るのは禁物です。まずは安全な屋内から状況を確認しましょう。

2. 被害状況を冷静に把握する

安全な場所から、以下の点を確認しましょう。

  • 倒木の規模: 木の大きさや本数、どの程度の範囲に影響が及んでいるか。
  • 被害の場所: 自宅の敷地内か、道路や隣家にはみ出していないか。
  • 周辺への影響: 電線や電話線に引っかかっていないか、家屋や車を損傷していないか、ガス管などを破損していないか。
  • 負傷者の有無: ご家族や近隣の方に怪我がないか確認しましょう。

3. 周囲への危険を知らせ、関係各所に連絡する

倒木が電線に引っかかっている、またはその恐れがある場合は、感電の危険が非常に高いため、絶対に近づいたり触ったりせず、直ちに電力会社に連絡してください。また、道路を塞いでいる場合は、警察(#9910など)や自治体の道路管理担当課へ連絡が必要です。

【これって自分で処理できる?】倒木処理の判断基準

倒木の処理は危険を伴うため、自分で対応できるかどうかを慎重に見極める必要があります。

1. 自分で処理できるかもしれないケース

  • 比較的小さな木で、人力でなんとか動かせるサイズ
  • 電線や建物など、周囲に危険を及ぼすものがない
  • 作業スペースが十分に確保できる

2. プロの業者に依頼すべきケース

以下の場合は、無理せず専門業者に依頼することを強く推奨します。

  • 高木や太い木: 人力では動かせず、チェーンソーなどの専門的な道具が必要な場合。
  • 不安定な状態の木: 建物や他の木に寄りかかっている、根が浮き上がっているなど、いつ動くか予測できない危険な状態。
  • 電線や建物に接触している: 感電や建物のさらなる損壊リスクがあります。
  • 重機が必要な作業: パワーウィンチやクレーンなどが必要なケース。

【知らないと損!】倒木処理を自分で行う5つのステップ

比較的小さな木で、安全が確保できる場合の基本的な処理手順を解説します。

1. 安全な服装と道具を準備する

作業を始める前に、必ず以下のものを準備しましょう。

  • ヘルメット
  • ゴーグル(保護メガネ)
  • 厚手の手袋(防刃機能付きが望ましい)
  • 長袖・長ズボン、安全靴
  • ノコギリやチェーンソー

2. 周囲に何もない枝から切り落とす

まず、地面や建物などに接していない、宙に浮いている状態の枝から切り落としていきます。切った枝が不意に落下することもあるため、足元や周囲の安全には常に気を配りましょう。

3. 負荷がかかっている枝や幹を切る

次に、建物や地面に接触して負荷がかかっている部分を切断します。この作業は、木のバランスが急に変わって跳ね返ったり、裂けたりする危険性が最も高い工程です。「どこを切れば木がどう動くか」を常に予測しながら、少しずつ慎重に作業を進めてください。

4. 幹を運びやすい大きさに切る

木全体を安全に地面に下ろせたら、運びやすい長さ(自治体のゴミ収集ルールを確認)に玉切りしていきます。

5. 根を掘り起こし、後片付けをする

最後に残った根をスコップなどで掘り起こします。掘り起こした穴は、土で埋め戻しておきましょう。切り分けた木材は、自治体のルールに従って処分してください。

【やっぱりプロに頼みたい!】優良な業者を選ぶ3つのポイント

いざ業者に依頼するとなっても、どこに頼めばいいか迷いますよね。後悔しないための業者選びのポイントはこちらです。

1. 実績と評判を確認する

まずは、倒木処理や伐採の実績が豊富な業者を選びましょう。[1] 公式サイトの施工事例を見たり、地域の口コミを参考にしたりするのがおすすめです。

2. 見積もりの内容が明確か

複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」は必須です。[5] その際、単に総額の安さだけでなく、「作業内容」「追加料金の有無」などが詳細に記載されているかを確認しましょう。[2] 不明瞭な点があれば、契約前に必ず質問してください。

3. 損害保険に加入しているか

万が一、作業中に家屋や隣家に損害を与えてしまった場合に備え、業者が損害賠償責任保険に加入しているかを確認しておくと、より安心です。


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そんなときは、無理せずプロに相談するのが一番です!多くの専門業者は、無料で見積もりに対応してくれます。まずは被害状況を伝え、相談してみましょう。

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【費用はいくらかかる?】倒木処理の料金相場を大公開!

業者に依頼した場合の費用は、木の大きさや作業の難易度、使用する重機などによって大きく変動します。

(1) 費用の内訳はどうなってるの?

一般的に、以下の項目で構成されます。

  • 伐採・玉切り費用: 木を切り倒し、運びやすくカットする作業費。
  • 処分費用: 切り倒した木材を処分場まで運搬・処理する費用。
  • 重機使用料: クレーン車などが必要な場合の追加費用。
  • 出張費・諸経費

(2) 高さ別の料金目安

あくまで一般的な目安ですが、以下を参考にしてください。

木の高さ料金相場(1本あたり)備考
3m未満5,000円~15,000円比較的簡易な作業で済むことが多い。
3m~5m15,000円~30,000円作業の難易度が少し上がる。[4]
5m以上30,000円~高所作業車や重機が必要になる場合も。

※上記は伐採と処分費を含んだ目安です。現場の状況(傾斜地、狭い場所など)によって料金は大きく変わります。

【公道や他人の敷地の倒木】ケース別連絡先まとめ

倒木が自分の敷地外で発生した場合の連絡先です。

  • 公道(市道・県道など)を塞いでいる: 各自治体の道路管理課や土木事務所。緊急の場合は警察(#9910)へ。
  • 国道を塞いでいる: 国土交通省の国道事務所。
  • 隣の家の木が倒れてきた: まずは隣家の住人に連絡。管理責任は、その木の所有者にあります。

【火災保険は使えるの?】倒木処理で知っておきたいお金の話

「倒木処理に火災保険が使える」という話を聞いたことがありますか?条件次第では、補償を受けられる可能性があります!

1. 「風災補償」がカギ!

火災保険の多くには、「風災・雹(ひょう)災・雪災」に対する補償が付いています。[1][4] 台風や強風が原因で木が倒れ、家屋や塀などに損害が出た場合、この「風災補償」が適用される可能性があります。

2. 補償の対象となるもの、ならないもの

  • 対象になる例:
    • 倒木によって破損した屋根や壁、雨どいなどの修理費用
    • 倒木が直撃して割れた窓ガラスの交換費用
    • 倒木の撤去費用(保険契約による)
  • 対象にならない、または注意が必要な例:
    • 単に庭の木が倒れただけで、建物に被害がない場合
    • 自然に枯れて倒れた(自然倒木)など、風災が原因と認められない場合
    • 設定された「免責金額」以下の軽微な損害

3. まずは保険会社に連絡を!

被害に遭ったら、まずはご自身が契約している保険会社や代理店に連絡し、状況を説明して保険が適用されるか相談しましょう。 その際、被害状況の写真を撮っておくことを忘れずに!

【二次災害を防ぐ!】台風が来る前にできる倒木予防策

最も大切なのは、被害を未然に防ぐことです。

(1) 定期的な剪定

枝葉が茂りすぎていると風の抵抗を受けやすくなります。定期的に剪定を行い、風通しを良くしておくことが非常に重要です。

(2) 弱っている木は伐採も検討

幹に空洞ができていたり、キノコが生えていたり、明らかに弱っている木は、倒れるリスクが高い状態です。早めに専門家に見てもらい、必要であれば伐採を検討しましょう。

(3) 支柱の設置

若木や根張りが浅い木は、支柱を立てて補強するのも有効な対策です。


よくある質問Q&A

Q. 倒木の処理費用を安く抑えるコツはありますか?
A. 複数の業者から見積もりを取ること、そして可能であれば自分で運べるサイズにカットして自治体のクリーンセンターなどに持ち込むことが挙げられます。 また、火災保険が適用できるケースもあるので、必ず確認しましょう。

Q. 切った木は薪として使えますか?
A. はい、使えます。ただし、十分に乾燥させる必要があります。水分を含んだまま燃やすと、煙が多く出てしまい、ご近所迷惑になる可能性もあるので注意が必要です。

Q. 隣の家の木が倒れてきて、うちの車が壊れました。責任は誰に?
A. 原則として、木の所有者であるお隣さんの責任となります(民法717条)。 まずはお隣さんと話し合い、加入している保険などについて確認するのがよいでしょう。


台風や災害による倒木は、いつ起こるかわからない非常に危険な事態です。

  • まずは安全確保!状況を冷静に確認し、危険があれば専門機関へ連絡!
  • 自分で処理できるか、プロに任せるべきか、危険度を正しく見極める!
  • 火災保険が使えるかも!被害状況の写真を撮って、すぐに保険会社へ相談!

いざという時に慌てないためにも、日頃から倒木のリスクがないか庭木をチェックし、必要であれば専門家に相談することが大切です。この記事が、あなたの安全と安心につながれば幸いです。


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