庭木伐採費用の徹底比較!
伐採業者をお探し、 【徹底比較!相場価格で損しない業者選びの】お役立ち情報になれば幸いです。
「庭の木が大きくなりすぎて、手に負えなくなってきた…」
「お隣に枝が伸びて迷惑をかけていないか心配…」そんなお悩みをお持ちではありませんか?
知らないと損!庭木伐採の費用相場を徹底解説

庭木の伐採にかかる費用は、一本一本の木の状態や、それが生えている環境によって大きく変わります。まるでオーダーメイドのスーツのように、決まった定価がないのが特徴です。ここでは、費用の目安となる一般的な相場と、価格を左右する様々な要因について、分かりやすく紐解いていきます。
木の高さでここまで違う!伐採費用の目安
伐採費用を決める最も大きな要素、それは「木の高さ」です。木が高ければ高いほど、作業の危険度が増し、特殊な機材や技術が必要になるため、費用も上がっていきます。まずは、ご自宅の木がどのくらいの高さかイメージしながら、以下の相場を参考にしてみてください。
- 3m未満の低木(1階の窓くらいまで):20,000円〜35,000円
- 3m〜5mの中木(2階の屋根に届くくらい):35,000円〜80,000円
- 5m〜10mの高木(3階建ての家に相当):80,000円〜200,000円
- 10m以上の大木(それ以上):200,000円〜(要相談)
いかがでしょうか。思ったより高いと感じましたか?それとも安いと感じましたか?これはあくまで基本料金の目安です。実際には、木の太さや枝の広がり、そして何より「作業のしやすさ」によって金額は大きく変動します。例えば、すぐ隣にカーポートがあったり、真下に電線が通っていたりすると、慎重な作業が求められるため、費用は高くなる傾向にあります。
どうやって切るの?伐採方法別の費用相場
木をどうやって切るか、その「伐採方法」によっても費用は変わってきます。現場の状況に合わせて、いくつかの方法が使い分けられます。
1. 通常伐採(根本から切り倒す)

木の根本に切り込みを入れ、安全な方向に「ドーン!」と一本丸ごと切り倒す、最もシンプルで基本的な方法です。作業がスピーディーな分、費用は比較的安く済みます。ただし、木が倒れるための広いスペース(木の高さ以上の半径)が確保できる場合に限られます。
費用相場:25,000円〜100,000円
2. 高所作業車を使った伐採

バケット(カゴ)のついたクレーン車のような「高所作業車」を使い、職人さんが木の上の方から少しずつ枝を切り落とし、最後に幹を短くしていく方法です。安全性が高く、狭い場所や隣家が近い場所での作業に向いています。車両のレンタル代や操作する専門スタッフの人件費がかかるため、費用は高めになります。
費用相場:80,000円〜300,000円
3. 特殊伐採(ロープワーク伐採)

高所作業車すら入れないような、重機が使えない究極の狭小地や急斜面で活躍するのがこの方法。熟練の職人さんがスパイダーマンのように木に直接登り、ロープを巧みに操って、切り落とした枝や幹を安全な場所へそっと吊り下ろします。非常に高度な技術と体力が求められるため、最も高額な伐採方法となります。
費用相場:100,000円〜500,000円以上
【伐採費用の早わかり比較表】
樹木の高さ | 通常伐採 (広い場所向け) | 高所作業車 (中程度の広さ) | 特殊伐採 (狭い場所向け) |
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~3m(低木) | 20,000円~ | - | - |
3m~5m(中木) | 35,000円~ | 80,000円~ | 100,000円~ |
5m~10m(高木) | 80,000円~ | 120,000円~ | 180,000円~ |
10m~(大木) | 要見積もり | 200,000円~ | 300,000円~ |
見積もりにはないかも?追加費用が発生するケース
「最初の見積もりは安かったのに、終わってみたら高額な請求が…」なんて事態は避けたいですよね。そうならないためにも、どんな場合に追加費用がかかるのか、あらかじめ知っておくことが大切です。
1. 根っこ(株)の処理費用

伐採は、基本的に地上に見えている部分を切り倒す作業です。地面に残った切り株(根っこ)を掘り起こして完全に取り除く「抜根(ばっこん)」作業は、別途料金となるのが一般的。重機を使ったり、大変な労力がかかったりするため、30,000円〜100,000円程度の追加費用が見込まれます。
2. 特殊な環境での作業費用
「崖っぷちに生えている」「家の壁と塀のわずかな隙間にある」など、作業が難しい場所では、当然ながら手間と時間がかかります。このようなケースでは、基本料金の20%〜50%増し、あるいはそれ以上の「特殊作業費」が加算されることがあります。
3. 切った枝や幹の処分費用
伐採で出た大量の木や枝。これをトラックに積んで処分場へ運ぶのにも費用がかかります。木の量や、処分場の規定によって異なりますが、軽トラック1台分で15,000円~、2tトラック1台分で30,000円~が目安です。見積もりに「処分費一式」と書かれているか、必ず確認しましょう。
4. 季節や天候による影響
あまり多くはありませんが、ハチの巣ができていて駆除が必要になったり、台風シーズンで緊急の依頼が殺到したりすると、費用が上乗せされる可能性も。また、大雪で作業が困難な場合なども同様です。
これらの追加費用を考えると、最終的な支払額は、当初のイメージより膨らむ可能性があるということを心に留めておきましょう。だからこそ、見積もりをもらう際には「この金額には、どこまでの作業が含まれていますか?」と、一つひとつ丁寧に確認することが、後々のトラブルを防ぐ一番の秘訣です。
見積書のココを見ろ!庭木伐採費用の内訳を丸裸に

業者から提示される見積書。専門用語が並んでいて、何が何だか分からない…なんてことも。でも大丈夫です。費用の内訳をしっかり理解すれば、その金額が適正かどうかを判断できるようになります。一般的な見積もりは、主に以下の項目で構成されています。
基本料金(諸経費)
これは、作業そのものとは別に発生する準備費用のようなものです。職人さんがあなたの家に来るまでの交通費(ガソリン代)、トラックや道具の運搬費、現場の事前調査費などが含まれます。業者によって考え方は様々ですが、だいたい5,000円から20,000円程度が相場です。
基本料金に含まれる主な項目
作業料金(メインの費用)
見積もりの中で最も大きな割合を占める、実際の伐採作業にかかる費用です。これは、木の高さや太さ、種類(硬い木か柔らかい木か)、そして伐採の難易度によって大きく変動します。
作業料金の変動要因
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- 樹木の高さと幹の太さ:大きければ大きいほど高くなります。
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- 樹木の種類:ケヤキなどの硬い木は、柔らかいマツなどに比べて手間がかかります。
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- 伐採の難易度:隣家との距離、電線の有無、足場の状態などが影響します。
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- 必要な機材:手ノコで済むのか、チェーンソーや高所作業車が必要か。
例えば、5m程度の中木でも、簡単な場所なら20,000円程度で済むこともあれば、難しい場所なら50,000円以上かかることも。10mを超える大木ともなれば、100,000円を超えるのが一般的です。
処分料金(後片付けの費用)
切った木や枝を片付けるのにも、もちろん費用がかかります。処分料金は、発生したゴミの量(トラック何台分か)と、その処分方法によって決まります。
処分方法による料金の違い
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- チップ化:細かく砕いてリサイクルします。比較的安価な方法です。
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- 焼却処分:クリーンセンターなどに持ち込みます。運搬費と処分場での費用がかかります。
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- 持ち帰り不要:もし自分で薪にしたり、細かくしてゴミに出せるなら、処分費はかかりません。その分、安くしてもらえるか交渉してみる価値はあります。
処分費は意外と高額になることがあるので、「見積もりに含まれているか」を必ず確認しましょう。
その他費用(オプション料金)
上記の3つ以外にも、状況に応じて様々な追加費用が発生する可能性があります。
追加費用の例
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- 抜根作業費:切り株を根っこから取り除く場合の費用。
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- 整地費用:抜根後の地面を平らにならす費用。
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- 特殊機材レンタル料:クレーン車など、特別な重機が必要な場合。
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- 許可申請費:道路使用許可など、公的な手続きが必要な場合。
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- 保険料:通常は基本料金に含まれますが、念のため確認を。
見積もり内容の最終チェックポイント
後悔しない業者選びのために、見積書を受け取ったら以下の点を必ずチェックしましょう!
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- 作業内容と料金の内訳が細かく記載されているか?
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- 「追加料金が発生する可能性」について説明があったか?
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- 処分費や抜根など、どこまでの作業が含まれているか明確か?
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- 見積もりの有効期限はいつまでか?
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- 支払い方法やタイミング(作業前?作業後?)は明記されているか?
面倒でも、必ず2〜3社から相見積もりを取ることを強くお勧めします。料金だけでなく、担当者の対応や説明の丁寧さも比較することで、本当に信頼できるパートナーが見つかります。安さだけで飛びつかず、作業の質や安全性を総合的に判断することが、何よりも大切です。
失敗しない!信頼できる庭木伐採業者の見つけ方
庭木の伐採は、時に危険を伴う専門的な作業。だからこそ、業者選びは慎重に行いたいものです。「安ければいいや」と安易に選んでしまうと、思わぬトラブルに見舞われることも。ここでは、安心して任せられる優良な業者を見極めるための、7つのチェックポイントをご紹介します。
1. 必要な「資格」を持っているか?
プロの庭師や伐採業者は、安全に作業を行うための専門資格を持っています。これはいわば、技術力の証明書。確認しておきたい主な資格は以下の通りです。
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- 造園施工管理技士:庭づくりのプロフェッショナル。
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- 樹木医:木の健康状態を診断・治療できるお医者さん。
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- 伐木等作業者(チェーンソー):安全なチェーンソーの取り扱い知識がある証明。
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- 高所作業車運転技能講習:高所作業車を安全に操作できる証明。
これらの資格を持つ業者は、確かな知識と技術で、安全第一の作業を徹底してくれます。ホームページに記載があったり、質問すれば快く教えてくれたりするはずです。
2. 「実績と経験」は豊富か?
経験は、何物にも代えがたい財産です。業者のこれまでの仕事ぶりから、信頼度を測ることができます。
過去の施工事例をチェック
業者のウェブサイトやパンフレットには、これまでの施工事例が写真付きで紹介されていることが多いです。自分と似たような状況(例えば「狭い場所での高木伐採」など)の事例があれば、安心して任せられる可能性が高まります。
口コミや評判を参考にする
インターネットの口コミサイトや、ご近所さんからの評判も重要な情報源です。特に「作業が丁寧だった」「時間通りに来てくれた」「後片付けがきれいだった」といった、実際の対応に関する声は非常に参考になります。
3. 見積もりの内容が「明確で分かりやすい」か?
誠実な業者は、お客様が納得できるよう、詳細で分かりやすい見積書を提示します。「一式〇〇円」のような大雑把な見積もりを出す業者は要注意です。
項目別の費用内訳があるか
「伐採作業費」「処分費」「諸経費」など、何にいくらかかっているのかが、きちんと項目別に記載されているかを確認しましょう。不明な点があれば、遠慮なく質問してください。丁寧に説明してくれる業者は信頼できます。
作業内容の説明は十分か
「どのように木を切り、どうやって搬出するのか」「作業には何人くらい来るのか」「時間はどのくらいかかるのか」といった、具体的な作業内容を説明してくれるかも大切なポイントです。
要注意!こんな庭木伐採業者には騙されないで!
残念ながら、庭木伐採の業界にも、お客様の知識不足につけこむ悪質な業者が存在します。大切な財産であるお庭と、大切なお金を守るため、悪徳業者の典型的な手口とその見分け方を知っておきましょう。「おかしいな?」と感じた時のための、防衛策もご紹介します。
手口1:相場からかけ離れた「激安料金」のワナ
チラシやインターネットで「伐採1本5,000円~!」といった、驚くような安値をうたう業者。一見、魅力的に見えますが、これには大きな落とし穴が潜んでいます。
格安料金の裏側にあるもの
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- 手抜き作業:安全対策を怠り、乱暴な作業をする。
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- 高額な追加請求:「これは別料金」と、後から次々に追加料金を請求する。
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- 不法投棄:切った木を山中などに不法投棄し、処分費を浮かせる(依頼主が罪に問われる可能性も!)。
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- 無保険・無資格:事故が起きても何の保証もない。
適正な価格は、安全で質の高い作業を保証するための必要経費です。相場と比べて極端に安い場合は、「なぜ安いのか?」と疑いの目を持つことが重要です。
手口2:「今すぐ契約を!」と迫る強引な勧誘
突然訪問してきたり、「今すぐ契約してくれたら半額にします」などと決断を急がせたりする業者は、典型的な悪徳業者の手口です。
こんなセリフに要注意!
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- 「このままだと木が倒れて危険ですよ!」と不安を煽る。
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- 「キャンペーンは今日までです」と契約を急かす。
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- 契約書にサインするまで、何時間も居座る。
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- クーリング・オフ制度について説明しない、または「この契約は適用外」と嘘をつく。
優良な業者は、お客様に考える時間を与え、納得した上で契約してもらうことを大切にします。少しでも「圧力を感じる」「怖い」と思ったら、その場で「家族と相談します」「他社とも比較したいので」ときっぱり断る勇気を持ちましょう。
手口3:「これも必要」と不必要な追加工事を勧める
最初の見積もりを安く見せておき、作業を始めてから「根っこが腐っているから抜かないとダメだ」「ついでにこっちの木も切らないと危ない」などと、次々に追加工事を提案し、高額な費用を請求する手口です。
追加工事への対策
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- 契約前に作業範囲を明確に:「今回の契約は、この木をここまで切る作業のみ」と書面で確認する。
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- その場で同意しない:追加工事を提案されても、「一度検討します」と保留にする。
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- セカンドオピニオンを求める:本当にその工事が必要か、別の業者に相談してみる。
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- 追加分も必ず書面で見積もりを:口約束は絶対にNG。追加工事にも必ず書面での見積もりを要求する。
信頼できる業者は、最初の現地調査の段階で、必要な作業をすべて洗い出して提案してくれます。作業が始まってから、想定外の追加工事を次々と持ち出すのは怪しい兆候です。
手口4:保険や資格をごまかす
「保険にはもちろん入っていますよ」と口では言いながら、実際には無保険だったり、必要な資格を持っていなかったりするケースです。万が一の事故の際、すべての責任が依頼主であるあなたに降りかかってくる可能性があります。
確認を怠らない!
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- 保険証券のコピーの提示を求める。
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- 資格証の提示を求める。
これは、お客様として当然の権利です。提示を渋ったり、ごまかしたりする業者は、絶対に信用してはいけません。
手口5:契約書の内容が不透明・不十分
契約書は、あなたと業者との間の大切な「約束事」を記した書類です。この内容が曖昧だったり、口頭での説明と違っていたりするのは、トラブルの元凶です。
契約書で必ず確認すべきこと
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- 作業内容、範囲が具体的に書かれているか
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- 料金の内訳、総額が明記されているか
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- 作業期間、支払い条件が書かれているか
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- 事故時の保証内容、キャンセル条件が明記されているか
小さな文字で書かれた部分まで、隅々まで目を通しましょう。分からないことは、その場で必ず質問し、納得できるまでサインをしないことが鉄則です。
これらのポイントを知っておくだけで、悪徳業者に騙されるリスクは格段に減らせます。少しでも「怪しい」と感じたら、勇気を持って断り、信頼できる業者を探し直しましょう。あなたの冷静な判断が、お庭と財産を守ります。
知らないと損!庭木伐採で使える補助金・助成金制度
「庭木の伐採ってお金がかかる…」と頭を抱えている方に朗報です。実は、条件によっては国や自治体から補助金や助成金を受け取れるケースがあるのをご存知でしたか?これらの制度を賢く活用すれば、費用の負担をぐっと軽くできるかもしれません。ここでは、そんなお得な制度についてご紹介します。
お住まいの自治体の制度をチェック!
最も身近で利用しやすいのが、市区町村が独自に設けている補助金制度です。地域の安全確保や景観維持、緑化推進などを目的に、個人宅の樹木伐採を支援してくれる場合があります。
どんなケースで補助金がもらえるの?
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- 危険木の伐採:枯れていたり、大きく傾いていたりして、倒木の恐れがある木の伐採。
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- 災害関連:台風や大雪で被害を受けた木の処理。
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- 景観・風致地区の樹木管理:街並みの美観を保つための伐採や剪定。
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- 生け垣造成:ブロック塀を撤去して、代わりに生け垣を作る場合の費用補助。
補助金申請の一般的な流れ
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- 役所の担当窓口に相談:まずは「うちの木の伐採で使える補助金はありますか?」と電話してみましょう。(例:緑地公園課、環境課など)
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- 申請書類の提出:申請書、伐採前の写真、業者からの見積書などを提出します。(※作業前に申請が必要な場合がほとんどです!)
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- 審査・決定通知:自治体による審査が行われ、補助金の交付が決定されます。
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- 伐採作業の実施:決定通知を受けてから、業者に作業を依頼します。
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- 完了報告・補助金の受け取り:作業後の写真や領収書を提出し、指定口座に補助金が振り込まれます。
制度の有無や補助額、条件は自治体によって全く異なります。「〇〇市 伐採 補助金」といったキーワードで検索するか、直接役所に問い合わせてみるのが確実です。
国が関わる助成金制度も
個人宅の庭木に直接適用されるケースは少ないですが、国が主導する制度が間接的に役立つこともあります。
森林環境譲与税を活用した助成
これは、森林整備のために国から各市町村に配分される税金です。この財源を使って、市町村が独自の補助金制度を設けている場合があります。上記の自治体の制度が、この税金によって運営されていることも多いです。
空き家対策としての補助金
もし伐採したい木が「空き家」の敷地内にある場合、「空き家対策特別措置法」に関連する解体や環境整備の補助金が使える可能性があります。この場合、建物の解体とセットで庭木の伐採・処分費用が補助対象になることがあります。
補助金・助成金を利用する際の超重要ポイント
せっかくの制度も、使い方を間違えると利用できません。以下の点には十分注意してください。
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- 必ず「作業前」に申請する!:ほとんどの制度は事前申請が必須です。作業後に申請しても、まず通りません。
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- 申請期間を確認する:年度ごとに予算が決まっているため、申請受付期間が限られている場合があります。
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- 対象となる条件をよく読む:木の高さや太さ、樹種、場所などに細かい条件が設定されていることがあります。
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- 必要書類を揃える:見積書や写真、図面など、必要な書類に不備がないように準備しましょう。
補助金制度は、税金で成り立っています。そのため、手続きは少し面倒に感じるかもしれませんが、利用できれば大きなメリットがあります。
DIYは危険?自分で庭木を伐採する前の最終チェック
「費用を節約したいから、自分で切ってしまおうかな…」そう考える方もいらっしゃるかもしれません。確かに、小さな低木程度であれば、ご自身で作業することも可能です。しかし、庭木の伐採は、あなたが想像する以上に危険で、専門的な知識と技術を要する作業です。安易なDIYが、取り返しのつかない大事故に繋がることも。ここでは、ご自身で作業に挑む前に、必ず知っておいてほしい注意点を徹底解説します。
【最重要】命を守るための安全対策
保護具なしは論外!完全防備で挑む
「ちょっと切るだけだから」と軽装で作業するのは絶対にやめてください。プロが必ず身につけているのには、理由があります。
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- ヘルメット:落下してくる枝や、万が一の転倒から頭を守ります。
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- 保護メガネ(ゴーグル):木くずや小枝が目に飛び込むのを防ぎます。失明の危険も。
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- 防刃手袋・長袖長ズボン:刃物や枝による切り傷、虫刺されを防ぎます。
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- 安全靴(滑りにくい靴):足元を安定させ、落下物から足を守ります。
作業エリアの安全確保は絶対条件
作業を始める前に、周囲の安全を徹底的に確認しましょう。基本は「木の高さの2倍の半径」内には、人やペット、車、壊れやすいものを絶対に置かないこと。ロープやカラーコーンで立ち入り禁止区域を明確に示し、家族にも作業中は近づかないよう、固く伝えておきましょう。
天候は神様。無理は禁物!
雨の日は足元や手が滑りやすく、強風の日は木が予期せぬ方向に倒れる危険性が飛躍的に高まります。必ず、風のない晴れた日を選んで作業してください。少しでも天候に不安があれば、潔く中止する勇気が必要です。
本当にできる?技術と道具に関する注意点
木の倒れる方向を制御できますか?
木を安全に、狙った方向に倒すには「受け口」と「追い口」という専門的な切り方を正確に行う必要があります。木の重心、傾き、枝の張り方を読み間違えると、家や電線、お隣の敷地など、思わぬ方向に倒れて大惨事になりかねません。少しでも自信がなければ、手を出さないのが賢明です。
道具は適切か?メンテナンスは万全か?
家庭用のノコギリで太い木を切るのは無謀です。かといって、安易にチェーンソーを使うのも非常に危険。チェーンソーは便利な反面、キックバック(刃が跳ね返る現象)など特有の危険があり、専門の講習が必要なほどです。使う道具が作業に適しているか、刃こぼれや不具合はないか、事前にしっかり確認しましょう。
忘れてはいけない法律とご近所への配慮
その木、切っても大丈夫?
自治体によっては、一定以上の大きさの木や、歴史のある木を「保護樹木」に指定している場合があります。勝手に切ってしまうと条例違反になることも。また、道路にはみ出している枝を切る場合でも、事前に役所や警察への確認が必要なケースがあります。
「お互い様」では済まされない近隣トラブル
伐採作業は、大きな音やホコリが出ます。事前に「〇月〇日に、木の伐採をします。ご迷惑をおかけします」と、ご近所さんに一声かけておくだけで、トラブルを未然に防げます。作業後の清掃も、もちろんマナーです。
切った後が大変!ゴミの処分問題
伐採で出た大量の木や枝。これをどう処分するか考えていますか?多くの自治体では、一度に大量の庭木ゴミは収集してくれません。不法投棄は犯罪です。地域のクリーンセンターに自分で持ち込むか、専門の廃棄物処理業者に依頼する必要があり、結局は費用がかかります。
結論:迷ったらプロに頼むのが一番!
ここまで読んで「自分には無理かも…」と感じたなら、その直感は正しいです。特に、以下のようなケースは絶対にプロに依頼してください。
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- 自分の背丈を大きく超える木(特に3m以上)
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- 建物、電線、道路のすぐそばに生えている木
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- 幹が太い木、傾いている木、腐っているように見える木
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- チェーンソーを使ったことがない、または自信がない方
プロに依頼する費用は、安全と安心、そして確実な作業を手に入れるための「投資」です。節約した数万円のために、家を壊したり、大怪我をしたりしては、元も子もありません。どうか無理をせず、賢明な判断をしてください。
庭木伐採の「?」をスッキリ解決!よくある質問Q&A
Q1. 伐採費用の相場って、結局いくらくらい?
A. 一番気になるところですよね。費用は木の高さや状況で大きく変わりますが、大まかな目安は以下の通りです。
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- 低木(~3m):2万円~5万円
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- 中木(3m~6m):5万円~10万円
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- 高木(6m~):10万円~30万円以上
ただし、これはあくまで基本の作業費です。木の処分費や、重機を使う場合は別途費用がかかることが多いです。正確な金額を知るには、必ず複数の業者から見積もりを取ることをお勧めします。
Q2. 少しでも費用を安く抑えるコツはある?
A. はい、いくつか方法はあります!
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- 複数の木をまとめて依頼する:1本ずつ頼むより、まとめて依頼した方が割安になります。
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- 閑散期(冬場)を狙う:業者の仕事が少ない時期は、価格交渉がしやすい場合があります。
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- 自分でできることはやる:切った後の枝を自分で細かくしてゴミに出すなど、処分を自分で行うと、その分安くしてもらえる可能性があります。(ただし、事前に業者と要相談)
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- 相見積もりを取る:これが一番効果的です。他社の見積もりを提示することで、価格競争が生まれやすくなります。
Q3. 切った後の木の処分費用は、必ずかかるの?
A. ほとんどの場合、伐採費とは別に「処分費」がかかります。見積もりの段階で、処分費が含まれているか、別途必要なのかを必ず確認してください。「伐採費一式」と書かれていても、処分費は別というケースもあるので要注意です。もし、薪ストーブ用に木材が欲しい、という方が近所にいれば、譲ることで処分費を節約できるかもしれません。
Q4. 伐採するのに許可はいるの?
A. ほとんどのケースでは不要ですが、注意が必要な場合もあります。
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- 保護樹木・保存樹木:自治体が指定している木は、勝手に伐採できません。
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- 景観地区など:特定のエリアでは、伐採に届け出や許可が必要な場合があります。
特に由緒のありそうな大木や、地域のシンボルのような木の場合は、念のためお住まいの自治体の緑地課などに確認することをお勧めします。知らずに伐採して罰則、なんてことになったら大変です。
Q5. 伐採にベストな季節ってある?
A. はい、あります。一般的に、木の活動が穏やかになる「冬(11月~2月頃)」が最適とされています。葉が落ちて作業がしやすく、害虫(特に蜂)の心配も少ないからです。逆に、夏場は葉が茂って作業量が増え、蜂の巣がある可能性も高まるため、費用が割高になる傾向があります。急ぎでなければ、冬場の伐採を計画するのがおすすめです。
Q6. 伐採後の根っこ(切り株)はどうすればいい?
A. 切り株をそのままにしておくと、シロアリの巣になったり、つまずいて危険だったり、見た目も悪かったりします。そのため、処理することをお勧めします。この作業を「抜根(ばっこん)」と言い、伐採とは別のオプション料金になるのが普通です。抜根までお願いするのか、切り株は残していいのか、見積もり時に希望を伝えましょう。抜根は重機が必要になることも多く、意外と高額になる場合があります。
Q7. 作業中に家や車を傷つけられたら、誰が責任をとるの?
A. これが業者選びで最も重要なポイントの一つです。信頼できる業者は、万が一の事故に備えて必ず「損害賠償責任保険」に加入しています。契約前に、この保険に加入しているかを確認し、できれば保険証券のコピーを見せてもらいましょう。もし無保険の業者に頼んで事故が起きた場合、修理費を払ってもらえず、泣き寝入りになるケースもあります。
まとめ:賢い業者選びで、安心・安全な庭木伐採を
庭木の伐採は、そう何度も経験することではありません。
だからこそ、費用や業者選びで失敗したくないものですよね。この記事が、あなたの長年のお悩みをスッキリ解決し、安全で満足のいく庭木伐採を実現するための一助となれば幸いです。
【庭木伐採費用】徹底比較!相場価格で損しない業者選びのポイント!
伐採で困った?、 【どうすればいいのか?を知りたい】そんなお悩みを解決する!お役立ち・頼りになる・伐採業者としてご利用いただければ幸いです。仙台市の木の伐採業者・お庭クリーン | 高所伐採・抜根